食材内部に他の物質を急速に含浸させる(浸み込ませる)技術で、広島県が保有する特許技術です。(特許第3686912号他)
食材を凍結して組織細胞間の隙間を広げた後に解凍し、減圧装置の中で食材内部の空気と外部の物質を置換させる技術。
細胞間の接着物質を分解する酵素を含浸させれば、食材を見た目はそのままで歯茎や舌で簡単につぶせるほど軟らかくすることができ、キザミ食やミキサー食に替わる新しい介護食調理技術として注目されています。
対象食材は、野菜、肉、魚介類など幅広く、食品メーカー等による商品化も進んでいます。
この技術は、広島県立総合技術研究所食品工業技術センターが開発したもので、開発者の坂本宏司博士(現広島国際大学医療栄養学部教授)は、この功績により2014年度文部科学大臣表彰で科学技術賞(開発部門)を受賞されました。
広島国際大学医療栄養学部教授
坂本宏司博士
たけのこがプリンのように・・・
病院・施設の厨房で超軟らか介護食を作ることができる。
(ご利用施設での事例報告より)
食材の見た目そのままで、スプーンですくって食べられる軟らかさに!
しかも「○○を食べた」という満足感はしっかり得られる新食感です。
見た目そのまんま!
凍結含浸やわらか料理
調理者:(社)凍結含浸やわらか食を普及する会
特別認定講師 前田 裕司
調理者:(社)凍結含浸やわらか食を普及する会
特別認定講師 川端 真由美